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2023/09/15 15:22
『Type-AとBの違いって、デザインだけですか?』
こんなお問い合わせをいただくことがあります。
ライチョウが消音する熊鈴は
後からType-Aが仲間入りした経緯があるのですが
今一度、2種の違いについてまとめておこうと思います。
ご購入の際の参考になれば幸いです!
詳しく触れていく前に、まずType-Aを作った経緯について。
始めに作ったType-Bは、取り付ける金具部分が若干小さめの仕様でした。
内寸は17mm。
これはこれでコンパクトでいいのですが、
幅広のテープ部分などには少々取り付けづらい仕様で、
ザックによっては『どこにつけよう・・・?』と迷うことがありました。
細引き状の部分やバンジーコード部分には付けやすいのですが。
Type-Aの内側の長さは最大で50mmほど。
幅広のテープ部分にも付けやすくなりました。
また新仕様を考えるにあたっては、かねてからいただいていた、
『自転車にも付けられる仕様にしてほしい!』
というリクエストにお応えしたい、という思いもありました。
Photo by @aya_bikes
ハンドルバー径31.8mmまでは取り付け可能です。
巻きつけ部分には金具が当たらないように製作しているので、
振動でフレームに傷がつくこともありません◎
自転車で山間部に入る時の熊鈴としてはもちろん、
揺れの少ない平坦な舗装路ではほとんど音が鳴らないので、
鳴らしたい時に揺らして自転車用ベルとしても使えます◎
優しい音色なので、きっと自然と道を譲ってもらえるはず。
もちろん、手持ちのカラビナと合わせて使うのもOK!
付け外しも簡単。
熊鈴って、下りや平坦な道では歩く速度が速いので
しっかり揺れて鳴ってくれることが多いですが、
登りの場合だと、速度も落ち、体が前屈みになる際にザックも前傾するため、
ベルがザック表面と干渉した状態になってしまい、
鈴がうまく鳴らないという経験、一度はあるかと思います。
これまで色々なタイプのザックで試してきましたが、
おおよそ、鈴部分が周りと干渉せずによく揺れる位置は
ザックの下の方かと思っています。
(ザックの形状にもよるので一概には言えませんが)
登りと下りでいちいち付け替えるのも面倒な話なので、
ザックの固定の位置に付けておきたい。
しかしそのためには、もっと色々なところへ付けやすい仕様にしたい・・・
そんな経緯もあって、新しいタイプのものを製作したのでした。
次の記事に続きます!